アトピーとステロイドについて

ステロイドは使ってよいの?

ステロイドは使ってよいの?

ステロイド

ステロイドほどいろんな意見がある薬は他にないでしょう。

特にアトピーに対するステロイドの使用については、医者の間でも意見が別れるので、混乱してしまいます。
私も以前は、よほどひどい状態でない限り「ステロイドは使ってはいけない派」でしたが、いろいろな意見を読んでいるうちに、「絶対使ってはいけないことはない」程度に、許容する派になりました。

できるだけ客観的に、事実と事実から言えることをお伝えしたいと思います。


まず間違いのない事実を列挙しますので、ご自分でステロイドについて、少し考えてみませんか?

  1. ステロイドは、アトピー性皮膚炎による痒みや炎症に対して、最も即効性のある有効な薬です。
  2. 痒みや炎症を抑えるということは、対処療法であり、アトピーの根本的な治療ではありません。
  3. ステロイドは連続して使用すると、「慣れ」によって効力が低下するため、さらに強力なステロイドを使用しなければならなくなります。
  4. しかし、一定期間、ステロイドの使用を停止すると、「慣れ」が初期化されて、弱いステロイドでも再び効力を発揮するようになります。
  5. 急にステロイドの使用を停止すると、抑えられていた痒みや炎症が、激しく現れます。
  6. 特定の症状に大きな効力を発揮する薬は、多くの場合、副作用の危険性があります。

いかがでしょうか?
諸刃の剣というか、活かすも殺すも使い方次第と感じませんか?

確かに、ステロイドをずっと使い続けると、最強なものでも効かなくなって、最後にはひどいことになりそうです。
しかし、ひどい炎症や痒みで苦しんでいる患者さんを前にして、初めから使ってはいけないものと決めつけるのも、どうかと思いますね。

強力だけど副作用がある薬というのは、そういうものですからね。
何かが犠牲になることも覚悟して使うわけです。
ステロイドだけは過剰反応しているような気もします。

ポイントは、症状がおさまったら使用を停止するということと、急に停止するとまた激しく症状が出るというところの力かげんと言いましょうか、使ってはやめて、なるべく使わなくてよい状態に持っていくということなのでしょう。

そのために、プロトピック軟膏と交互に使って、徐々に使わなくするといった工夫も行われているようです。

いずれにしてもこれは対処療法ですので、根本的な治療は別途必要なわけですね。
アトピーは原因も改善する方法も、患者さんによって違いますので、厄介なのです。

ただ当サイトでご紹介しているような、バリア機能の低下は共通的なことですので、適切な保湿は必要なのです。

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